マーケティングとは? (最低知識を身につけよう!)
今回の記事は
そもそも『マーケティング』とは何ですか?
です!
改めて聞かれると、きちんと答えられる人は少ないと思います。
これだけインターネットが普及して
『会社に雇われない生き方』『会社の収入以外に稼ぐ手段を持つ生き方』と
以前に比べて
働き方や生き方は、はるかに多種多様になってきました。
そんな中
- この先の時代はWEBマーケティングが重要だよ
- SNSマーケティングがわかっていないと
- マーケティングの知識が大切です
といったような言葉を目にする機会が多くなってきました。
なぜでしょうか?
この部分も踏まえて『マーケティング』とは、そもそも何か。
そして日常生活に役に立つレベルまで、理解を深めていきたいと思います。
マーケティングの定義
マーケティングとは、企業および他の組織1)がグローバルな視野2)に立ち、顧客3)との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動4)である。
日本マーケティング協会 1990年
1)教育・医療・行政などの機関、団体などを含む。
2)国内外の社会、文化、自然環境の重視。
3)一般消費者、取引先、関係する機関・個人、および地域住民を含む。
4)組織の内外に向けて統合・調整されたリサーチ・製品・価格・プロモーション・流通、および顧客・環境関係などに係わる諸活動をいう。ー日本マーケティング協会より引用ー
と定義づけをされています。
正直これを読んだだけでイメージができる人は
少ないんじゃないかな・・・(笑)
ピーター・ドラッガー氏は
「マーケティングの理想は、販売を不要にするものである」
フィリップ・コトラー氏(「近代マーケティングの父」と呼ばれている)は
「マーケティングとは、満たされていないニーズや欲求を突き止め明確にし、そこに貢献できる製品と価値を生み出し、交換することにより、個人や団体が必要なモノを手に入れるために利用する一連のプロセス」
と述べています。
これも理解できるようで、
なかなか理解できない部分が多いのですよね。
一言で言えるようにしよう!
『マーケティング=売れる仕組みづくり』
シンプルに、これを覚えておいてください。
マーケティングと一言でいっても
この言葉が網羅する範囲はとても広いです。
マーケティングという言葉から思い浮かべる事も
人によって違います。
- マーケティング=市場調査
- マーケティング=広告
- マーケティン=時代の流れを読む
といったように、その人の分野によって使い方、意味付けが若干違っています。
ほとんどの人が『マーケティングという単語』に持っているイメージは
「マーケティングの一部でしかない」という事をまずは分かっておいてください。
マーケティングを一言であらわすと何でしょうか?
「マーケティング」=「売れる仕組みづくり」自体のこと
と捉えるのが理解しやすいですね。
この記事を読んでいる人はマーケティングの専門家ではないでしょうし、概念に関して研究する必要もありません。
あくまで生活や仕事を行っていく上では、この捉え方を理解しておけばいいと思います。
マーケティングの歴史
マーケティングの考え方自身も
時代の変化とともに変わってきています。
マーケティングの概念が体系化されてから、
現在に至るまでの歴史は以下のようなものです。
マーケティング1.0(1950年以降~)
「製品を中心としたマーケティング」
・・・産業革命を背景に、モノが不足していたことから大量生産・大量消費の時代であったことにより、「いかに低いコストでたくさん生産し、いかにたくさん売るか」という事が重視されていました。
マーケティング2.0(1970年頃~)
「消費者が中心のマーケティング」
・・・消費者がモノをある程度自由に選択できるようになり、出せば売れる時代ではなくなりました。いかに消費者に選ばれるか、という事に重点を置くようになった変化です。
マーケティング3.0(1990年頃~)
「価値(社会的)が中心のマーケティング」
・・・モノは余り、消費者もモノは満たされた状態になって来たことが大きな要因になっています。そのためモノ自体ではなく、そのブランドの歴史や背景、社会的にどのような役割を担うか。
といった、精神的な充足部分が求められ、モノの存在価値に重きが置かれるようになった変化です。
マーケティング4.0(現在)
「自己実現のマーケティング」
・・・自己実現の欲求を満たせる物事に重きを置くようになってきた変化です。
ここは例を挙げます。
Apple・・・洗練されたデザインで他社と一線を画し、洗練されたカッコイイ自分の姿になるための欲求と一致させて手助けをするツールとなっている。
NIKE・・・トップアスリートが愛用していることをアピールし、NIKE製品を利用することにより、憧れのアスリートに近づく欲求を湧かる事が出来ている。
その他の企業も同様です。
自社製品自体をアピールするのではなく、
その利用した先にある、自己実現に近づけるイメージを
より鮮明に抱かせるようになってきた変化です。
マーケティングを学ぶ意義
ここまで、
- マーケティングの捉え方
- マーケティングの変化の歴史
について述べてきました。
ここでは、この変化をしていくマーケティングを学ぶことが
私達にとって
『どんな意義を持つのか』を理解しておきましょう。
時代の流れ
これを読んでいる方は、既にお気付きだと思いますが
今の時代は、
大企業が大きな宣伝をしていれば売れる時代ではなく
むしろ
商品を利用した個人から発信される情報の影響力が強くなりました。
(要するにクチコミってやつですね!)
- なぜ個人の影響が強くなったのか
- 今後どうなるのか
自分の頭で考える癖を付けましょう。
『自分の頭で考える』ということは、どんな時代の流れに変化したとしても
絶対に必要な力です!
実力主義(個人の格差社会)
『副業』を国が推進している時代です。(2020年時点)
言い方を変えると
企業は、もう雇用している個人を守らなくなった時代でもあります。
そのため、
『自分で生きていく力』が必要になります。
『依存』から『自立』への強制転換ですね。
豊かな人と、豊かではない人。
(ここでは経済的な部分のみと考えてください)
どんどんキャリアを積み、たくさんの経験をする人と、
何も進歩、変化がなく現状維持から衰退をたどってしまう人。
このような個人間の格差が
今までとは比べ物にならない程の状況が生まれつつあります。
この時代を生きていくうえで、マーケティングを学ぶことは
個人が身に付けるべき必須のスキルだと言えるでしょう。
まとめ
最後に、もう一度ここまでの内容を整理しておこう!!
マーケティングとは?
『物が売れる仕組み』のこと
なぜ学ぶ必要があるのか?
『大きな時代の流れと変化をいち早く理解し、対応できる自分になる』
善くも悪くも
『個人の時代』
と言われているこの時代において、マーケティングを学んでおくことは
『どのような時代になっても、対応できる自分でいるための必要な力』
になることは間違いありません。
今回は細かなマーケティングの手法には話を踏み込んでいませんが
知っておくべきマーケティングの手法に関しては、今後取り上げていこうと思います。
今回はこれまで。
以上、【最低知識】マーケティングとは、そもそも何か分かってる??
でした!
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